「日本過去参加校とインドネシア校がオンライン交流を行いました」
2022年7月29日(金)、東京都多摩市立多摩中学校(第9回日本語交流プログラム参加校、以下日本校)の生徒とインドネシアのラブスクール・チレンデー中学校(第11回参加教師、以下インドネシア校)で日本語を学ぶ生徒たちが、約60分間のオンライン交流を実施しました。日本校は部活動の時間を使って学校の教室から、インドネシア校は日本語の授業を利用して、生徒は各自のPCから参加し交流を行いました。なお、この交流はGoogle Meetを利用して開催しました。
【出席者】
多摩市立多摩中学校 中学生6名、廣澤先生、小林先生
インドネシア ラブスクール・チレンデー中学校 日本語を学ぶ生徒15名、ノピ先生、ナディラ先生
1.日本校生徒の発表
最初に日本校生徒からインドネシア校生徒に対して、日本や多摩中学校に関する発表を日本語で行いました。
この日のために制作した自作の動画を見せながら、多摩中学校の紹介を中心に、写真やクイズなどを入れながら発表しました。部活の紹介では、蜂蜜を作っている活動についての紹介がありました。インドネシア校生徒は興味深く発表を聞いていました。
2.自己紹介と質問
次に、一人ずつ自己紹介をしました。日本校生徒は学年、名前、好きなこと(趣味)を、インドネシア校生徒は名前と趣味を発表しました。
自己紹介後、お互いに質問をしました。インドネシア校生徒からは「特別な授業はありますか」「人気のある食べ物は何ですか」といった質問があり、日本校生徒は「伝統的なものを体験する授業や職場体験授業などがあります」「地球グミというお菓子が人気です」と答えていました。
日本校生徒からの「学校の始まる時間と終わる時間を教えてください」「インドネシアの学校に給食はありますか」といった質問に対して、「朝6時〜午後3時までです。インドネシアの生徒は朝4時に起きます。イスラム教のお祈りがあるからです」「インドネシアに給食はありません」と回答していました。特に、朝4時に起きるという点について、日本校生徒は驚いた様子で聞き、文化や習慣の違いを発見していました。
3.インドネシア校生徒の発表
質疑応答が一通り終わってから、インドネシア校の生徒からインドネシアと学校についての発表がありました。
まずはインドネシアの場所や国旗、地形、首都、伝統的な衣装についてなどをクイズ形式で分かりやすく発表しました。次に、学校の設備や授業について、日本語以外に勉強できる外国語の紹介や、全校生徒が日本語を週に一回は勉強している、といったことを発表していました。日本校生徒たちは楽しそうにクイズに参加し、インドネシア校生徒の発表を聞いていました。「日本語がとても上手ですね」という感想も伝えていました。
4.まとめ
すべての発表と質問が終わり、最後に日本校生徒から手話の発表がありました。ゆっくり日本語を話しながら、全員で手話を披露しました。インドネシア校生徒からは大きな拍手がありました。そして、「今日はとても楽しかったです」といった感想を交わしながら、この日の交流は終了となりました。
今後も博報堂教育財団は日本校と海外校のオンライン交流実施のサポートをしていきます。オンライン交流を希望される学校は日本、海外を問わず、ぜひお問い合わせください。
博報堂教育財団
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