「日本校と台湾のプログラム過去参加校がオンライン交流を行いました。」

2021年10月20日(水)、長岡市立秋葉中学校(新潟県)の中学生と台湾の美和科技大学(第10回日本語交流プログラム参加校)で日本語を学ぶ生徒たちが、約50分間のオンライン交流を実施しました。日本校も海外校も学校の教室に集まり、教室同士をつなぎ、日本語で交流を行いました。なお、この交流はZoomミーティングを利用して開催しました。

【出席者】
長岡市立秋葉中学校 中学3年生29名、柴田先生、末武先生
台湾 美和科技大学 日本語を学ぶ生徒10名、ローリン先生(林先生)

1.日本校生徒から台湾校生徒への質問

最初に秋葉中学校(以下日本校)の生徒から美和科技大学(以下台湾校)の生徒に対して日本語で、漢字のクイズを出題していきました。
日本校生徒は3グループに分かれ、事前にクイズを考えてきました。
各グループの代表生徒1名からこの漢字についての説明があり、4つの選択肢から、漢字を選んでもらうという形式で行われました。
台湾校の生徒はローリン先生から時折通訳してもらいながら考え、答えていました。
台湾校生徒は3問中2問のクイズに正解していました。
また、各クイズで出題した漢字の日本での意味や、その漢字が台湾でも使われているかどうか、その漢字を選んだ理由などをやり取りしました。日本と台湾における、漢字の意味・イメージの違いなど多くの学びがありました。

2.日本校生徒から台湾校生徒への質問に対する回答

日本校生徒から台湾校生徒へ事前に送っていた質問に対し、台湾校生徒が一人ずつ日本語で答えていきました。
「日本のイメージは?」「日本に来たらやってみたいことは何ですか」「台湾でいま流行っていることは何ですか」「台湾のおすすめの観光地を教えてください」など、他にも映画、俳優、アイドルなどお互いの生徒たちにとって身近な話題についての質問がありました。
「日本のイメージ」では、「日本の学生はいつもかわいいお弁当を持っています」「台湾では気候が暑いので、お弁当を作る習慣がありません」という答えがありました。
他にも、日本に来たらやってみたいことは「本場のお好み焼きとやきそばを食べてみたい」という意見があったり、好きな俳優を説明するときに台湾校の生徒はその理由もしっかり話したりしていて、日本校生徒にとって数々の発見があったようです。

事前の質問に対する回答が終わった後、その場で日本校生徒から台湾校生徒へ質問をしました。
「臭豆腐はおいしいですか」といった質問や、好きなアイドルの曲についての質問がありました。
また、日本校生徒が好きなアイドルのダンスを台湾校生徒の前で披露してくれました。
最後に台湾校の生徒から日本校生徒に対して漢字に関する質問があり、大盛況のうちにこの日の交流は修了しました。

3.まとめ

今回の交流は台湾校生徒が年上で日本語学習歴も長く、少し踏み込んだ交流ができたような印象でした。
これまでの交流と同様、やはり生徒たちにとって身近な話題(映画、アイドル、食べ物など)を通して、画面越しでもお互いの気持ちが通じ、距離が縮まるようでした。
日本校の末武先生からは「秋葉中の生徒たちも大喜びでした。画面が小さかったので行儀よくすわっているように映っていたかも知れませんが、生徒たちの表情は会議の間中とても豊かでした。特に科技大の学生たちが日本に対して好印象をもっていることが分かった時、彼らはとても嬉しそうな表情を見せてくれました。漢字を通して日本文化と台湾文化の共通点や相違点をさがすという学習でしたが、いろいろなことがわかりました。今後も様々な形で応用できそうです。お互いに相手の話をよく聞こうとしていたので本当に良かったです。後半では気持ちが通じ合ったからこそフリートークでのダンスが自然に飛び出したのだと思います。」というコメントをいただきました。
台湾校のローリン先生からは「フリートークは心配していましたが、結局、こちらは考えすぎですね。 学生はとても楽しかったです。」というコメントをいただきました。

引き続き、博報堂教育財団は日本校と海外校のオンライン交流実施のサポートをしていきます。オンライン交流を希望される学校は日本、海外を問わずぜひお問い合わせください。

博報堂教育財団
hakuho.gn@hakuhodo.co.jp

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