「日本とブラジルのプログラム過去参加校がオンライン交流を行いました。」

2021年11月21日(日)AM8:00(※日本時間、ブラジル時間で11月20日PM8:00)、中央大学附属中学校(東京都、第10回参加校)の中学生とブラジルのミラソウ学園(第8回参加校)で日本語を学ぶ生徒たちが、約60分間のオンライン交流を実施しました。本年5月に実施した交流の2回目として行われました。日本校・海外校生徒は各家庭から参加し、日本語と時折英語を混ぜながら交流を行いました。なお、この交流はZoomミーティングを利用して開催しました。

【出席者】
日本:中央大学附属中学校 中学生15名、三浦先生、篠教頭先生、岩本先生
ブラジル:ミラソウ学園 日本語を学ぶ生徒15名、ソフィア先生、塚田先生

1.全体発表(ビデオでの学校や国紹介)

5月に実施した中央大学附属中(以下、日本校)とミラソウ学園(以下、海外校)の交流から約半年が経ち、今回もできる限り前回と同じメンバーで2回目の交流を行いました。まずは、海外校からブラジルの紹介や学校での食事の様子などを紹介した簡単なビデオの発表がありました。また、日本校からも交流後半に学校の様子、上履きやお昼のメニューなどについて紹介したビデオの発表がありました。ビデオ上映後、速やかにブレイクアウトルームに分かれてグループ交流が始まりました。

2.グループ交流

後半は習字の実演を行いました。双方で習字に取り組み、日本校は「印度尼西亜(インドネシアの漢字表記)」と「日本」、インドネシア校は「日本」という漢字に挑戦しました。まずは日本校の代表生徒2名が達筆な「印度尼西亜」と「日本」を披露してくれました。

4グループに分かれてオンライン交流を行いました。前回は自己紹介と質疑応答のみの交流でしたが、今回はアイスブレイクを行ったり、テーマを決めたりして交流の時間を持ちました。
各グループに日本校または海外校の教師1名がファシリテーターとして参加し、進めていきました。まずは、webルーレットを使った自己紹介から始めました。この自己紹介は、Web上にあるルーレットに趣味、好きな食べ物、好きな科目などが書かれており、名前を述べた後、そのルーレットで出た項目について答えるという形式です。最初はうまくルーレットが回らなかったというグループもありましたが、前回より緊張せずに自己紹介できていました。次に、提示されたテーマについての絵や言葉を紙に書いて(描いて)発表するというゲームをしました。たとえば、人気のある食べ物や12月のイメージ、人気の歌手などです。日本でもブラジルでも有名なものもあれば、それぞれの国でしか知られていないものも多くあり、今回もお互いの国の共通点や違いを感じることができました。ゲームが終わって時間のあるグループは自分たちの力で会話を進めました。日本語だけでなく英語を使ったり、チャットも活用したりして一生懸命会話をしていました。例えば、新年には何を食べますか、といった質問をしていました。

3.まとめ

交流後、一度元のセッションに戻りました。中央大学附属中の学校紹介ビデオ発表後、海外校・日本校それぞれ代表生徒1名からの挨拶がありました。
海外校生徒:「ミラソウ学園を代表して感謝の言葉を述べたいです。今年、2回も交流できたことはとても光栄でした。これからももっと日本語・日本文化を学び、またいつか皆さんと会えるのを楽しみにしています。ありがとうございました。」
日本校生徒:「前回も今回も参加しました。一度も行ったことがなかったブラジルのことを知ることができて楽しかったです」という挨拶がありました。
最後にZoomの画面上で記念撮影をしてこの日の交流は終了しました。
日本校の先生方からは「緊張していましたが、英語も使いながらなんとか交流できていました」「前回よりはスムーズに交流できていました。毎週交流したらいいのでは」「1つのテーマで日本とブラジル、同じ答えもありましたし、違う答えもあり日本とブラジルの違いが分かりました」というコメントをいただきました。
海外校のソフィア先生からは「日本とのオンライン交流はミラソウ学園の生徒に貴重な体験でした。オンライン交流のお陰でもっと日本語を勉強したい、高校へ行っても日本語を続けたいと生徒の声が上がっています。」というコメントをいただきました。
引き続き、博報堂教育財団は日本校と海外校のオンライン交流実施のサポートをしていきます。オンライン交流を希望される学校は日本、海外を問わず、ぜひお問い合わせください。

博報堂教育財団
hakuho.gn@hakuhodo.co.jp

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