「日本校とインドネシア校がオンライン交流を行いました。」

2021年11月16日(火)、長岡市立宮内中学校の中学生とインドネシアのラブスクール・チレンデー校で日本語を学ぶ生徒たちが、約45分間のオンライン交流を実施しました。日本校生徒は学校の教室から参加、海外校は教室と各自宅からの半々に分かれて参加し、日本語で交流を行いました。なお、この交流はZoomミーティングを利用して開催しました。

【出席者】
日本:長岡市立宮内中学校 中学1年生30名、山中先生、末武先生
インドネシア:ラブスクール・チレンデー校 日本語を学ぶ生徒33名、ノピ先生

1.日本校生徒からインドネシア校生徒へ日本文化の紹介
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まず、宮内中学校(以下日本校)の生徒からラブスクール・チレンデー校(以下インドネシア校)の生徒に対して日本文化の紹介を行いました。沖縄発祥の空手や、日本版チェスとも言える将棋、花札、けん玉などについて、時に実演を交えながら代表生徒が一人ずつ紹介していきました。けん玉の技を紹介した際には、インドネシア校から歓声が上がりました。紹介後、インドネシア校から「空手は何年やっているのですか」「その将棋の駒の漢字はどういう意味ですか」などの質問が上がりました。日本校生徒は丁寧に各質問に日本語で答えていました。

2.習字の実演と質疑応答

後半は習字の実演を行いました。双方で習字に取り組み、日本校は「印度尼西亜(インドネシアの漢字表記)」と「日本」、インドネシア校は「日本」という漢字に挑戦しました。まずは日本校の代表生徒2名が達筆な「印度尼西亜」と「日本」を披露してくれました。

その後、インドネシア校の生徒が各自完成させた「日本」をそれぞれ披露しました。日本校生徒からの「いつ習字の練習をしているのですか」という質問に対し、「今日初めてやりました」と答えていましたが、初めて取り組んだとは思えないきれいな「日本」という漢字を書いてくれました。インドネシア校生徒は中学生の時、アラビア語の習字をやるため、書き方は少し違うが習字を経験している、という説明がノピ先生からありました。

 

習字の実演後、いくつか質疑応答がありました。「インドネシアの皆さんは何歳ですか」「他にどんな言語を勉強していますか」「日本の皆さんはいつ書道をやりましたか」といった質問がありました。
最後に、インドネシア校から簡単なインドネシア語、「テリマカシー=ありがとう」という言葉を教えてもらい、今回もインドネシア語「テリマカシー」と日本語「ありがとうございました」を言い合いながら、この日のオンライン交流は終了しました。

3.まとめ

今回、冒頭で海外校側に音声機器のトラブルがあり、交流の時間が少し短くなってしまいましたが、それでも交流中に習字に取り組み、お互いの国名を書くという貴重な時間となりました。
日本校の末武先生からは「今回は少し準備不足でした。ただ、書写の場面は良かったと思います。インドネシアの生徒達が書写を楽しんでいる様子がよく伝わりました。「印度尼西亜」「日本」と、お互いに相手の国の国名を漢字で表現している姿は、将来共同で一つのテーマを追求するグローバルな学びの先駆けになるような気がしました。山中先生も次回は工夫したいと話していました。」というコメントをいただきました。
海外校のノピ先生からは「11月16日の交流はとても素敵な時間を過ごせました。宮内学校の生徒さんたちはすごく良いパフォーマンスを見せてもらって、とても感謝しています。どうもありがとうございました。」というコメントをいただきました。

博報堂教育財団
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