「日本校とマレーシア校がオンライン交流を行いました。」

2021年10月28日(木)、長岡市立関原中学校(新潟県)の中学生とマレーシアのトゥン・ダトゥ・トゥアンク・ハジ・ブジャン・カレッジ中等学校(第11回日本語交流プログラム参加校)で日本語を学ぶ生徒たちが、約50分間のオンライン交流を実施しました。日本校は英語の授業を利用し教室から、海外校はオンライン授業中のため自宅から参加し、日本語で交流を行いました。なお、この交流はZoomミーティングを利用して開催しました。

【出席者】
長岡市立関原中学校 中学2年生30名、高橋先生、末武先生
マレーシア トゥン・ダトゥ・トゥアンク・ハジ・ブジャン・カレッジ中等学校 日本語を学ぶ生徒27名、マニ先生

1.日本校生徒からマレーシア校生徒へ自己紹介・学校紹介

最初に関原中学校(以下日本校)の生徒からマレーシアのトゥン・ダトゥ・トゥアンク・ハジ・ブジャン・カレッジ中等学校(以下マレーシア校)の生徒に対して、英語で自己紹介や学校、日本についての紹介を行いました。学校の施設、授業科目や部活についてなど、グループに分かれ各自英語で発表し、最後に発表した内容に関してクイズを出題するという形式で進めました。海外校生徒は日本校生徒の発表を真剣に聞き、率先してクイズに答えていました。また、時々音声機器の状況により上手く伝えられなかった部分もありましたが、繰り返し発表したり、言い換えたりして意思疎通を図っていました。

2.マレーシア校生徒からの学校紹介、自己紹介と質疑応答

日本校生徒からの発表後、マレーシア校生徒から日本語での発表がありました。まずは2名の生徒から日本語で画面共有しながら学校紹介を行いました。学校の施設や日本語授業の様子など、写真を織り交ぜながら説明しました。その後、各生徒から自分の名前、好きなこと・趣味、ミリ*で好きな場所について発表がありました。各自の自己紹介でも画面共有機能で写真を使って自身の生活やミリの様子などを伝えていました。マレーシア校生徒の生活環境がよくわかる発表で、日本校生徒は興味深そうに話を聞いていました。

*ミリ:マレーシアのボルネオ島にある都市でマレーシア校の所在地。

マレーシア校からの発表終了後、日本校・海外校生徒がお互いに質疑応答を行いました。マレーシア校生徒の好きなことに「オンラインゲーム」が多く挙がっていたので、「どんなオンラインゲームが好きですか」と聞いたり、マレーシア校生徒からは「どんなスポーツをしますか」という質問をしたりしていました。質疑応答後、時間が来てしまったため、この日の交流は終了となりました。

3.まとめ

今回、日本校は英語の授業を利用しての交流だったため、日本校は英語で話し、マレーシア校は日本語で話すという形式でオンライン交流を行いました。日本校・マレーシア校ともに日頃の学習の成果を発揮する機会となり、お互いに刺激のある交流となったのではないでしょうか。
先生方からは次のような感想をいただきました。

高橋先生:英語を使って全員がチームワークよくプレゼンできたことが一番の成果です。会議の後半ではマレーシアの生徒たちのプレゼンにすぐに笑顔で答えている様子が印象的でした。

末武先生:日本の生徒は英語を使用言語としましたが、相手が日本語が使えるということが分かっていたので生徒たちはとても安心して会議に参加していましたね。また、マレーシアの生徒の生活環境が日本と大きく違うことには驚いていました。日本もマレーシアも会議に参加した生徒は全員が発言し、特にゲームなどの共通のテーマで盛り上がる様子には双方の生徒に充実感が感じられました。

マニ先生:財団にとても感謝しています。生徒たちはとても楽しく交流会をしました。 先生として嬉しいです。一番驚いたことはいままでずっとオンライン授業をしたとき生徒はカメラをオンしないことが多いです。しかし今回ずっと一時間カメラをoffしていなかったです。遅刻もしないではやくオンラインに来ました。とてもいいですね。財団のおかげで生徒たちは日本校の生徒と初めて話しました。とても嬉しいです。

今後も博報堂教育財団は日本校と海外校のオンライン交流実施のサポートをしていきます。オンライン交流を希望される学校は日本、海外を問わず、ぜひお問い合わせください。

博報堂教育財団
hakuho.gn@hakuhodo.co.jp

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