「日本校とインドネシア校がオンライン交流を行いました。」

2021年10月15日(金)、長岡市立宮内中学校(新潟県)の中学生とインドネシアのラブスクール・チレンデー中学校で日本語を学ぶ生徒たちが、約50分間のオンライン交流を実施しました。日本校も海外校も学校の教室に集まり、教室同士をつなぎ、日本語で交流を行いました。インドネシア校は9月末にオンラインでの日本語講座を受講しており、講座で学んだことを実践する場ともなりました。なお、この交流はZoomミーティングを利用して開催しました。

【出席者】
長岡市立宮内中学校 中学1年生29名、山中先生、末武先生
インドネシア ラブスクール・チレンデー中学校 日本語を学ぶ生徒32名、ノピ先生

1.日本校生徒からインドネシア校生徒への質問

最初に宮内中学校(以下日本校)の生徒からラブスクール・チレンデー中学校(以下インドネシア校)の生徒に対して日本語で質問をしていきました。以下のようなやりとりがありました。(※あくまで生徒の回答ですので、事実とは異なることがあります)

Q1. 小さいころ遊んでいた遊びは何ですか。
―A1.公園でバトミントンやサッカーをします。
Q2. インドネシアでどんなアニメが流行っていますか。
―A2.鬼滅の刃や呪術廻戦が有名です。
Q3. 日本には授業が終わった後に、部活がありますが、インドネシアにはありますか。
―A3.はい、あります。例えば日本語クラブや英語クラブなどがあります。
―日本ではサッカーやテニスなどの部活が人気です。インドネシアでは何部が人気ですか。
―インドネシアではバトミントンが人気です。(※バトミントンはインドネシアの国民的スポーツ)
Q4. インドネシアではどのような会社が有名ですか。
―A4. インドミーという(ラーメンの)会社が有名です。日本の会社も多いです。6000くらいインドネシアにあります。
Q5. 日本人とインドネシア人の良い関係を続けるためにはどんなことをすればよいと思いますか。
―A5.このようなオンライン交流を続けると良いと思います。
―私はバトミントン部なので、インドネシアでみんなとバトミントンを一緒にやって仲良くなるのが良いと思います。
Q6. インドネシアには給食はありますか。
―A6. ありません。でも、食べてみたいです。

2.インドネシア校生徒から日本校生徒への質問

日本校生徒からの質問終了後、インドネシア校の生徒から質問し、それに対し、日本校生徒が答えていきました。ここでは次のようなやり取りがありました。(※あくまで生徒の回答ですので、事実とは異なることがあります)

Q1. 日本で一番人気の部活動は何ですか。

― A1.日本ではテニスが一番人気です。
Q2. 休みの日に何の活動をしますか。
―A2.友達とゲームをします。/僕は休日に体育館に行ってバトミントンをします。
Q3. 日本で今人気のある食べ物は何ですか。
―A3.日本ではK-POPがブームなので韓国の食べ物が人気です。
―インドネシアでも有名です。
―K-POPアイドルのTWICEは知っていますか。
―知っています。(インドネシアの生徒は笑顔でピースしていました)
Q4. 日本での今の天気はどうですか。今の季節は何ですか。
―A4. 今は晴れていて、季節は秋です。
―インドネシアは雨期です。
Q5. 一番好きな食べ物は何ですか。
―A5.好きな食べ物はごはんです。英語ではRiceです。
―私はオムライスが好きです。
Q6. 日本では祭りが多いですね。一番楽しい祭りは何ですか。
-A6. 長岡まつりで、長岡花火という花火が有名です。

最後に、日本校生徒から「日本語が上手ですが、どのくらい勉強しているのですか」という質問があり、それに対し、インドネシア校生徒は「1年くらい勉強しています」と答え、拍手が起こっていました。
終わりに、手を振ってお別れの挨拶をしました。インドネシア語で“友達”という意味の「トマン」という言葉を呼びかけ合い、インドネシア語の“ありがとう”という意味の「トリマカシー」と日本語の「ありがとうございました」を言い合いながら、この日のオンライン交流は終了しました。

3.まとめ

初めての交流ということで、今回はお互いの関心がある身近な話題について、簡単な日本語で質問し合うという形式で交流を行いました。
食べ物やスポーツ、アニメやK-POPなど共通の話題が見つかり、親近感を感じることができたのではないでしょうか。
一方、お互いに日本語が伝わらない部分もありましたが、それもまた国際交流・異文化交流の貴重な経験になったのではないかと思います。

日本校の末武先生からは「宮内中の1年生とても喜んでいました。みんな素直で反応はよかったです。
インドネシアの生徒さんもとてもいい感じでした。担当の山中も感激していて、またやりたいと何度もお願いされました。本当によかったです!」というコメントをいただきました。

インドネシア校のノピ先生からは「とても楽しかったです。生徒たちにとってとてもいい経験になりました。また交流を続けたいと思います。」というコメントをいただきました。

夏休みが明け、10月、11月とオンライン交流の実施予定が決まってきています。今後も博報堂教育財団は日本校と海外校のオンライン交流実施のサポートをしていきます。オンライン交流を希望される学校は日本、海外を問わずぜひお問い合わせください。

博報堂教育財団
hakuho.gn@hakuhodo.co.jp

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