「日本校とブラジルのプログラム過去参加校がオンライン交流を行いました。」
2021年5月2日(日)AM8:00(※日本時間、ブラジル時間では5月1日PM8:00)、
中央大学附属中学校(東京都、第10回参加校)の中学生と、ブラジルのミラソウ学園(第8回「海外児童日本体験プログラム」参加校)で
日本語を学ぶ生徒たちが、オンライン交流を実施しました。
事前に両校の教師同士でテーマと内容を決め、約1時間のオンライン交流を行いました。
この日は休日だったため、日本もブラジルも生徒は自宅からそれぞれがPCやタブレットなどで参加し、交流は主に日本語で行われました。
なお、この交流はZoomミーティングを利用して開催しました。
【出席者】
中央大学附属中学校 中学生15名、三浦先生、篠先生、岩本先生
ブラジル ミラソウ学園 日本語を学ぶ生徒15名、ソフィア先生
1.全体発表「お互いの国と学校の紹介」
最初に30分間ほどお互いの国と学校紹介をしました。
まずは、中央大学附属中学校の生徒から日本と学校の紹介を日本語で行いました。
日本の紹介では、生徒が日本の季節や、首都、観光地、お茶、和食などについてそれぞれが事前に調べて発表していきました。
学校紹介では、学校がある小金井市について、校風、施設、授業、制服や部活などの学校生活に関することを発表しました。
写真を入れたり、ひらがなで表記したりして、英語や時にポルトガル語を併記した資料を投影しながら分かりやすく説明していました。
その後、ブラジルのミラソウ学園の生徒たちによる発表がありました。
ブラジルの自然、観光地、食べ物などについて一人一人日本語で発表しました。
ブラジルで人気のアニメなどの紹介もありました。
学校紹介では、学校の歴史、所在地、生徒数、授業、部活などについて説明がありました。
日本・ブラジルの生徒はお互いの発表を真剣に聞いていました。
2.グループ交流
全体での発表終了後、ブレイクアウトルーム機能を使い、予め決められた4グループに分かれて、各グループ内で交流を行いました。
まず、お互い簡単に自己紹介(名前や趣味について)をしてから、お互いに質問を出し合いました。
「好きな食べ物はなんですか」「ブラジルで流行っている映画は何ですか」「学校の給食の時間はお弁当ですか」「今のブラジルの天気はどうですか」「日本語は難しいですか」などの質問が出ました。
グループによっては日本とブラジルで共通のアニメを見ていたり、同じ漫画を読んでいたりして共通点も多くありました。
また、「寒い」「温かい」という感覚がブラジルと日本で違う(例:ブラジルでは17℃を寒いと感じ、日本では温かいと感じる)、ブラジルではコロナの影響で1年近く生徒たちは地下鉄に乗っていない、ポルトガル語/日本語だけでなく、英語・スペイン語とたくさんの言葉を習っているなど、交流を通して多くの発見があったようです。
お互い初対面ということもあり、少し緊張している部分もありましたが、先生からアドバイスをもらったり、英語・ポルトガル語を交えたりしながら積極的に交流していました。
3.全体まとめ
グループごとの交流を終え、最後に全員でメインセッションに戻り、それぞれの学校の生徒より感想を述べました。
中大附属中の生徒からは「今日を楽しみにしていました。
色々と話ができて楽しかったです。
また話す機会があったら嬉しいなと思います。」「今まで知らなかったブラジルのことを質問して聞くことができてよかったです」という感想がありました。
ミラソウ学園の生徒からは「皆さんと話すのはとても好きです。ありがとうございました」という感想がありました。
またぜひ、zoomだけでなくSNSなどでも交流をしようと声を掛け合い、惜しみながらもこの日の交流は終了しました。
両校の先生からは次のような感想をいただきました。
ソフィア先生:「このクラスは1年間、パンデミックでずっとオンライン授業で今日の交流が一番楽しい時間だった、という声が上がりました。また、機会があれば同じメンバーで交流したいです。」
三浦先生:「本校でもコロナの影響で海外との交流が全くできなくなってしまい、今日の機会が与えられて交流を楽しみにしていました。まだまだ不慣れではありますが、地球の反対側の生徒さんたちとの交流は生徒にとって大変有意義な時間となりました。今回の経験を生かし、今後の交流につなげてゆきたいと思います。」
本年度も博報堂教育財団は日本校と海外校のオンライン交流実施のサポートをしていきます。オンライン交流を希望される学校は日本、海外を問わずぜひお問い合わせください。
博報堂教育財団
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