「日本校とオーストラリアのプログラム過去参加校がオンライン交流を行いました-東中学校編」

2021年3月18日(木)、新潟県長岡市立東中学校の中学1年生と、オーストラリアのマーターデイ・カソリック・カレッジ(第9回「海外児童日本体験プログラム」参加校)で日本語を学ぶ生徒たちが、オンラインで交流を実施しました。
事前に両校の教師同士でテーマと内容を決め、約50分間のオンライン交流を行いました。
東中学校は家庭科の授業を利用しており、日本語と英語で日本の給食や食料自給率に関して説明したり、マーターデイカソリック・カレッジ(以下マーターデイ)の生徒から給食や自給率について質問したりしました。
なお、この交流はZoomミーティングを利用して開催しました。


【出席者】

新潟県長岡市立東中学校 中学1年生95名、末武先生、蝶名林先生
オーストラリア マーターデイ・カソリック・カレッジ 日本語を学ぶ生徒約25名、ジャニーン先生
1.テーマ1「日本の学校の給食」

最初に、東中学校の司会生徒が英語で挨拶し、オンライン交流が始まりました。交流は日本語と英語を用いて進行しました。
まずは東中学校の生徒たちが発表し、その後、マーターデイの生徒たちが発表するという流れで行われました。
まずは「日本の学校の給食」です。東中学校の生徒より事前に撮影していた給食の様子を記録したビデオが披露されました。東中学校のクラスでの給食準備から着席して食べ始める直前までが再生されました。

ここで、東中学校からマーターデイの生徒に対して、「日本では食事の前にある言葉を唱えます。
どんな言葉をかけるか答えてください」というクイズが出題されました。
東中学校の生徒がA「ごちそうさまでした」B「いただきます」C「ありがとうございます」の選択肢を紙で見せて、マーターデイの生徒に答えてもらいました。
マーターデイの生徒は迷わずB「いただきます」という正解を選び、東中学校から拍手が送られ、それに応えてマーターデイの生徒も拍手をし、お互いに盛り上がっていました。
その後、ビデオの続きを再生し、「いただきます」という挨拶を実際に確認しました。

次に、箸の持ち方について、東中学校の生徒からマーターデイの生徒へクイズが出題されました。
先ほどと同じように箸の持ち方のイラストが描かれた紙と使い方のデモンストレーションを東中学校の生徒が3種類見せて、マーターデイの生徒に答えてもらいました。
今回も、マーターデイの生徒は正しい答えを選んでいました。正解のビデオを見てから、その日の給食のメニューを東中学校生徒から紹介しました。

最後に、マーターデイの生徒から東中学校の生徒へ「給食で好きなメニューは何ですか」「どのくらいの頻度で唐揚げが給食に出ますか」「味噌汁は毎日食べますか」といった質問が英語で出ました。
東中学校では、まず通訳担当の生徒が英語から日本語に直し、全員に共有、そこから挙手した生徒が英語で答えました。東中学校の生徒たちは”I like UDON.”、”Once a month.”や”Yes.”など的確でシンプルに答えられていて、そのシンプルがオンラインでは伝わりやすかったようです。
「質問と回答」という一連の流れが上手くいくと両校の生徒が喜びの表情を見せて、拍手し合っていました。

2.テーマ2「日本の食料自給率」

給食に関連して、次は「日本の食料自給率」についてです。東中学校の生徒から、日本における鶏肉・豚肉・牛肉の食料自給率について紹介がありました。
日本においてはこれらの自給率は低く、また年々下がっている、という説明がありました。
加えて、日本では人口も減少し、将来農業をやりたいという若者も減少しているということに触れ、このことは今後もよく考えていきたいと東中学校の生徒から発表がありました。

それに対し、マーターデイの代表生徒より「興味深い発表をありがとうございました。
オーストラリアの食料自給率は100%なので海外から輸入する必要はありません」という感想が述べられました。

3.テーマ3「マーターデイの生徒によるプレゼン」

最後に、マーターデイの生徒5名から日本語と英語を交えて自己紹介(名前、好きなもの、家族の仕事)がありました。
例えば、家族の仕事が穀物を栽培している農家、ケアファーミングを営んでいるなどの発表がありました。
また、好きなものの紹介で「寿司が好きです」という発表があったので、東中学校の生徒から「どんな寿司が好きですか」という質問がありました。
これに対し、マーターデイの生徒は「チキンとツナ(まぐろ)の寿司が好きです」と答えていました。
また、この日はマーターデイで寿司デーが行われており、売店で寿司が買えるという発表もありました。

授業終了の時間となったため、お互いにあいさつを交わしてこの日のオンライン交流は終了となりました。

4. まとめ

50分という限られた時間、また音声の環境や、大人数でのコミュニケーションなど難しい部分もありましたが、貴重な交流の時間になったのではないかと感じました。
また、今回、東中学校では家庭科の時間を利用して「食」というお互いに身近なテーマを扱いました。
1つのテーマを通して交流できたということは両校の生徒にとって、とても良い経験になったのではないかと思います。担当の先生方からの感想をご紹介します。

【東中学校】

末武先生:「生徒はとても感激したようです。その後昼休みなどマーターデイの話題がそこかしこから聞こえてきました。生徒の笑顔をみていると実現してよかったなと今更ながらに感じました。本当にありがとうございました。」

蝶名林先生:「先週の交流では、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。生徒たちは、オンライン交流後とても満足した様子でした。食生活に関する学習を深められたこと、異文化理解を楽しく触れることができたことが良かったと感じます。英語が苦手な生徒も、積極的にサポートする側になったり、オンラインを通じてマーターデイの生徒とコミュニケーションを図ったりする姿に、生徒の新たな一面が見られました。」

来年度も博報堂教育財団は日本校と海外校のオンライン交流実施のサポートをしていきます。オンライン交流を希望される学校は日本、海外を問わずぜひお問い合わせください。

博報堂教育財団
hakuho.gn@hakuhodo.co.jp

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