オンライン交流のポイント
0)初回交流は「学校紹介」+「自己紹介」から
オンライン交流の内容は多種多様ですが、最初はお互いのことを知るために「学校紹介」と「自己紹介」を行うことを推奨します。
「学校紹介」や「自己紹介」の代わりに(または加えて)「国の紹介」を行ってもよいでしょう。
1)視覚情報を活用する
口頭による聴覚の情報だけでなく、紙やパワーポイントにまとめて視覚情報を活用すると、伝わりやすくなります。
多少音声が聞きづらい場合も、意思疎通がスムーズに行えます。写真や動画を活用することもよいでしょう。
※注意 話している内容と明示する内容が異ならないように注意しましょう
2)1度の参加人数は1クラス=30名くらいがベスト
オンライン交流は基本的に少人数でも大人数でも行うことは可能ですが、はじめて行う場合は1クラス=30名くらいを最大人数として行うほうが進めやすいでしょう。
3)質疑応答は事前準備が◎
交流中に生まれた疑問をその場で明示することも大切ですが、オンライン交流開始から間もない時期は、事前に質問を考えてお互いに共有しておくと、当日の質疑応答の進行がスムーズに行えます。
※メモ 事前に送った質問内容は、当日も内容を発表してから回答に移ると分かりやすいです。
4)ブレイクアウトルームを活用
全体での交流に加え、ブレイクアウトルームを活用することで、生徒一人ひとりが交流に参加することができるようになります。お互いのことを深く知るために効果的です。
5)進行役(ファシリテーター)を置く
オンライン交流の進行役(ファシリテーター)を置くことを推奨します。参加人数に関わらず、生徒のみで進めるということは現実的ではありません。台本を作成して、生徒が進行役を務めるというパターンもありますが、臨機応変な対応が難しいため、最初のうちは担当教師が行うことをお勧めします。
※注意 ファシリテーターの関与は、可能な限り最低限に抑えたほうがよいでしょう。ファシリテーターには、リアクションを引き出して盛り上げたり、生徒の発言を促したりする役割が求められます。
6)その他
日本校・海外校で同じ動作・活動を行う(例:手を振る、同じものを作る、など)ことで連帯感や共感が生まれやすいです。
海外校生徒が発表したら、必ず反応を返すように心がけましょう。オンラインでは少し大袈裟なくらい反応を返してあげるとうまく伝わります。(例:拍手をする、笑う、ジェスチャーをする、「ありがとうございました」「すごいですね」などと言う、など)
当日の質問などには、声だけでなく、その場で紙に書いて表示したり、チャット機能に質問を入れたりするのも、音声が聞こえにくい場合などに伝わりやすくなります。
マスクをしていると誰が話しているのかわかりにくいので、発表者は手をあげて話したり、「発言中」などの札を持つのもよいでしょう。(とくに複数人で1つのカメラに映るときは注意しましょう)