学校・教師の紹介
台湾 東呉高級工業家事職業学校
―まずは、先生ご自身について教えてください。
初めまして、台湾の東呉工業家事職業高校の陳建旭(ケンジ)です。語学に興味があって日本語を勉強し始めたんです。
出身地は台湾南部にある嘉義という町です。地元の職業高校に勤めています。
大学時期、交換留学したことがあります。日本校とホストファミリーに色々お世話になりました。こういういい経験を学生とシェアしたいです。
オンライン交流で授業で学んできた単語や文法を国際交流の際に使うことで、生きた日本語に触れるきっかけとなり、語学力向上につながります。
・自己紹介やプレゼンテーションでの発表をして質問し合います。
・「日常生活や課外活動」「SDGsについて」など身近な話題から社会問題まで幅広い題材の発表やディスカッションを行います。
・感想や個人目標の達成度合いのシェアをします。
―学校について教えてください。
東呉工業家事職業高校は1978年に開校しました。教職員数は111名で、学生数は2464名です。行事は学園祭(運動会)、校外学習成果発表会などがあります。職業学校なので観光科、調理師科、情報処理科、自動車科、保育科などいろいろな専門学科があります。
嘉義は平地にありますが、阿里山に近いため、日本統治時代から木材の集散地として知られていました。嘉義市立博物館以外にも、阿里山の林業にかかわる建築や施設が数多くあります。現在では森林資源を保つため、阿里山では木の伐採が行われなくなりましたが、嘉義市は「森の都」とみずからを位置づけ、林業も都市の特色のひとつとしています。
本校は「孝親尊師(家族を大切にし教師を敬う)」を建学の精神とし、礼儀正しい信頼される人間育成を目指します。2004年から日本、韓国への修学旅行を実施しています。国際理解学習の一環として、多文化に対する理解を深め、異なる習慣、伝統、価値観を相互に尊重する意識や態度を育みます。
生徒に基礎基本となる学力を身につけさせることを始め、学校行事・地域の行事など達成感のある様々な体験を通して生徒に力をつけ、多様な進路希望を実現させるとともに、ルールやマナーを守って社会に出ても通用する人間力を育成し、地域の期待と信頼に応える学校づくりを進めています。
こちらのページから学校の様子を見てみましょう。
―日本語の授業について教えてください。
日本語を学んでいる学生は約250名です。週に2回、文法や日本語会話をしています。
日本語能力試験に合格できるように日本語を勉強しています。
日本語の授業中、日本の食文化、礼儀、慣習、アニメなどを学生に紹介しています。